エグリ・ウーリエ

Egly-Ouriet(エグリ・ウーリエ)
レ・ヴィーニュ・ド・ブリニー

trtさん、ynsさんとご一緒した「酒膳ちろり」さんにて。ピノノワールの印象が強いエグリ・ウーリエが、奥さんの実家の畑(ブリニー村/2003年から1級、モンターニュ・ド・ランス)のピノ・ムニエ古樹100%で醸す、テロワール重視の一本。
注文した「トラディション」(アンボネイ)が切れており、替わりに薦められたのがこちら。値段は確認しなかったけれど、「トラディション」が6,500円だったので、もちっと安いはず・・・。良心的過ぎる価格設定です。

ゴールドの液色。これは重厚か?と身構えて口に含むと、意外や意外、切れ味があってとても穏やかなボディ。するすると飲めてしまう。お刺身に合うこと!

2004年リリース時のフランシス・エグリ自身のコメント:

香りには、胡椒を思わせる、スパイシーさ、ボルドー・ワインを思わせるようなボイルしたビーツの根、グラハム・クラッカーやブラウン・シュガー、シナモン、オートミールの香ばしい香りを感じさせる。
味わいの生姜、白胡椒のニュアンスは、明らかに赤ワインの骨格を供えている証拠。
赤いフルーツの香りは、青さを感じさせること無く、この純粋な味わいは、まさにモンターニュ・ド・ランスのブドウから生まれるもの。
シャルドネオートミールを思わせるニュアンスと、ピノ・ノワールのキャラメル香、この幸せな両者のちょうど真ん中にあるのが、このピノ・ムニエです。
私にとって、生涯、香りを感じ、味わった中で、最も偉大なるピノ・ムニエとなった。