ジャック・カシュー

  • Jacques Cacheux et Fils
    Vosne Romanee 1999

Alberoさんで1本9,200円。赤黒い色調にぴったりの、黒すぐり、プルーンの果物に、血や鉄の香りがまじる。ふっくらしているのに、どこか寡黙な印象で、おとなしいワイン?と思いきや、時間を置くうちにイキイキした酸味も現れて、実は若々しくも元気あふれるワインだと結論。

ジャック・カシュー
本拠地はヴォーヌ・ロマネ。現当主は、パトリック・カシュー
約4.5ha程の畑を所有する小さなドメーヌ。構成は、特級:エシェゾー(0.7ha)、1級:クロワ・ラモー(0.2ha)、レ・シュショ(0.4ha)、村名畑:ヴォーヌ(1.7ha)、ニュイ(0.8ha)、その他:ACブルゴーニュ(1ha弱)。
コストパフォーマンスの良いエシェゾーの他に、18世紀まではロマネ・サン=ヴィヴァンの一部だったクロワ・ラモー(1級ながらも特級申請中)の評判がよい。0.6haのこの畑の所有者4人のうち、フランソワ・ラマルシュとジャック・カシューのみリリースしている。エシェゾー、クロワ・ラモー、レ・シュショは基本的に新樽100%で熟成される。
80年代半ばより無清澄、無濾過。