野生マウスを利用したゲノム機能解析

雨。博多大丸の店員さんが、大丸マーク入りの蛍光色の黄色い傘を、地下道(てんちか)の出口で配っていました。
「野生マウスを利用したゲノム機能解析」(城石俊彦氏、国立遺伝学研究所
マウス(学名mus musculus)には4亜種あるが、実験用マウスが主に西ヨーロッパ産亜種マウス(domesticus)由来のゲノムを持っていることから、アジア産亜種マウスとの比較で、表現形質とゲノムとの関連性を調べている。アジア産亜種のマウスとしては、三島市のとある医院で捕獲されたマウスを元に、70世代以上も兄弟交配を重ね、非常に純度の高い遺伝子構成としたMSM(このイニシャルは「ミシマ」が由来)マウスを作り出している。
ところで、アメリカ大陸には元来マウスはいなかったため、ミッキーマウスも含め、現在アメリカに生息しているマウスは、ヨーロッパからの「移民」だそうだ。
ヒトにおけるSNP(スニップ;DNA配列一文字の違い):300万 ※ゲノム30億塩基対
HAP MAP PROJECT 2005年終了予定