Champagne Terroir Seminar

<Domaine VILMART当主ローラン・シャンによるティスティングコメント>

  • Domaine VARNIER FANNIERE
    Champagne Grand Cru Blanc de Blancs Brut Zero NV

ノン・ドザージュゆえ、ピュアなシャルドネを楽しめる。レモン、シトラスの香り。口に含むと、グリーン・アップルに代表される清々しい果物。エレガント。アペリティフに。

  • Domaine VILMART & CIE
    Champagne 1er Cru Rilly La Montagne Grande Reserve NV

PN70%、CH30%。現NVは2002年、2003年のぶどうを用いている。フードル(大樽)での10ヶ月熟成、24ヶ月の瓶熟の後リリース。フレッシュな花の香り、まろやかな果実感、長い余韻、リュリス(甘草)のニュアンス。口の中で丸みがあるのでアペリティフにも向く。

  • Domaine ERIC RODEZ
    Champagne Grand Cru Ambonnay Cuvee des Crayeres NV

PN50%、CH50%。現NVは半分が2002年のぶどうで、残りはヴァン・ド・レゼルブ(1999年〜2001年)。興味深いシャンパーニュ。ミネラル、アプリコットやアカシヤの香り。フルボディでまろやかな、バランスの取れた味わい。一皿目に合わせていきたいワイン。
現当主(アンボネイ村の村長さん?)は元・クリュグのチーフエノロジスト。

  • Domaine RENE GEOFFROY
    Champagne 1er Cru Cumieres Cuvee de Reserve Brut NV

PM50%、PN40%、CH10%(※配布資料では、PN67%、CH33%←??)。現NVは2002年、2003年のぶどうを用いている。色調は濃い目。ピノ・ムニエに由来するリッチさ。フルーティさ、強さ。フルボディで長い余韻。リー・ド・ヴォー等におすすめ。
ジョフロワは、ヴィルマールと共に、リュット・レゾネの規格化を主導する生産者。

  • Domaine VILMART & CIE
    Champagne 1er Cru Rilly La Montagne Grand Celier d'Or 1999

CH80%、PN20%。バリック(225リットルの小樽)で10ヶ月熟成、48〜60ヶ月の瓶熟。ドザージュは8g〜12g/リットル。MLFなし。99年はエレガントで酸の強い年。デリケートなワイン。バニラ、ブリオッシュの香り。長い余韻、フルボディ、フルーツのコンフィやアプリコット。複雑な味わいなので、寿司や刺身にも合わせていきたい。

  • Domaine VILMART & CIE
    Champagne 1er Cru Rilly La Montagne Coeur de Cuvee 1998

CH80%、PN20%。新樽発酵、バリックで10ヶ月熟成、60〜96ヶ月の瓶熟。ドザージュは8g〜12g/リットル。MLFなし。年産3,000本(日本には60本)。98年はより複雑な年。樹齢60年のぶどうを用いる。"Coeur de Cuvee"とは、2050リットルの内、真ん中のキュヴェのみ使うことに由来(水分や埃が多い初めの200リットルと、終わりの500リットルは使わない)。バニラ、ブリオッシュの香り。フォワグラのソテーなどに。